盛岡のCafeJazz 開運橋のジョニー 照井顕(てるい けん)

Cafe Jazz 開運橋のジョニー
〒020-0026
盛岡市開運橋通5-9-4F
(開運橋際・MKビル)
TEL/FAX:019-656-8220
OPEN:(火・水)11:00~23:00

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幸遊記NO.619 「おはよう日本の穐吉敏子」2022.12.26.盛岡タイムス
 12月10日(2022)「NHK.TV今朝のおはよう日本を見ましたか?穐吉敏子さん出てましたよ」と、何人もの人からの電話だった。知ってはいたけど起きれずに見れませんでした!と僕。花巻の良平さんは「見でねぁがったらDVDに撮ってだがら送るがらよ」と、間もなく届いて拝見させて貰った。そういえば良平さんは、詩の芥川賞と言われるH氏賞の審査員に選ばれたそうですね。岩手県人として初めてのこと、本当におめでとうございます。
 「平和来ずとも希望は捨てないジャズピアニスト・穐吉敏子さん、本場ニューヨークで活躍を続けて来た世界的なレジェンド」コロナ禍のため3年振りの帰国となった。親子孫三世代による世界初演(盛岡)の為帰国。盛岡の後、東京ブルーノートで14日にデュオを演るというので僕も見聞に行きました。昼夜共に満席。93才にならんとする直前のライブは皆カタズをのんで聴き、終われば驚きともとれるどよめきの様な拍手。
 NHKTV「朝いち」に盛岡から生中継の要望もあったのですが、朝は断って下さいとのことで、東京で久し振りにインタビューに応える穐吉さん。
 「コロナ禍でコンサートはキャンセルと悲しいけれど、毎日少なくても2時間はピアノの練習。昨日よりは少し進歩したい。少なくてもその努力はする」。「我々は聴いてくれる人、共感してくれる人が居て初めて自分のやっている意味意義がある訳ですから、感じてくれる様な演奏が出来ないと独りよがりになりますから」と今尚精進する努力の人である。
 彼女は言う「ジャズは社会芸術(ソシアルアート)ですから、無力と解っていても諦めず、希望の音楽を。私自身はある意味で国の行き方に対する反抗みたいなものだと。そういうつもりで音楽を作ったりプレイしている。平和は来ないでしょうけど、我々はいつか来るように希望します。そうありたいと言う。恵まれた立場に居たら希望なんて持つ必要無いかもですがウクライナの様な悲惨な立場にいればいるほど、希望は持たなきゃいけないですね。プライドが誤って出ると権力者みたいな方に走る。私は日本人であること、女性であることに誇りを持って、良い意味での自信を持つ。自分をよく見つめるという事です」と彼女。はるか昔から少しもぶれずに今に至る宝物の言葉の数々でした。そして照井良平さんいつぞやは「穐吉敏子ジャズミュージアム」へ詩のお届けありがとうございました。感謝!感激!



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