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音楽普及のこころ
秋吉敏子ジャズオーケストラ全国ツアープロデュースを終えて 「ジャズは大変に個人的な、一種特別な音楽で、聴く方大変な努力が要る為、誰にでも向いている音楽とは言えません。又、クラシックと違い、ジャズに値する認識があまりなくて、非常に誤解されいている音楽とも言えます。」「それ故、一生懸命になってジャズを支持し、広めようとしている方が居られるのは、私のような音楽家にとって、大変に有り難い存在です。」 上の文章は、秋吉敏子さんのジャズオーケストラを私が初めて陸前高田へ呼んでコンサートを開いた時のパンフレットに彼女に書いて頂いたものですが、この時からすでに20年の年月が流れ去った今年('03年)その「秋吉敏子オーケストラ」が30周年を迎えた。 その記念の日本公演を、ひょんなことから全日程を組むことになって去る5月14日~27日まで、東京、名古屋、栗東、高松、札幌、陸前高田、盛岡、秋田中仙と8ヶ所をオーケストラを引率して回った。何よりも嬉しかったことは、全会場立ち見まででる程の超満員だったこと、そして何の事件もなく全日程を終了出来たこと、聴きに来てくれた方たちが感動して帰ってくれたこと。と大まかに言ってしまうのですが、ひとつ特に心に残ったことと言えば、僕が時折立ち寄る店の年配のご主人(クラシック音楽が大変好きな方)に、チケットをあずかって頂いたところ、何と、ご主人は店を休んで、古い友人達をたずね歩いて売って呉れていたことでした。そのことを知らせてくれた人というのが、何と岩手で一番最初にジャズ喫茶を開いた伝説の方だったのです。(昔火事にあい、今はその店はありませんが。)そんな、人と人とのつながりに涙が流れました。 詩と音楽と珈琲の店 「ぼくらの理由」通信 CHaG 2003・7(夏号)No.11より 戻る |
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