http://www.johnny-jazz.com/ 盛岡のJazzスポット Jazz&Live 開運橋のジョニー 照井顕(てるい けん)
Jazz&Live 開運橋のジョニー
〒020-0026
盛岡市開運橋通3-44
TEL/FAX:019-651-6150
OPEN:15:00~24:00

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岩手なまりのジャズ
ジャズは都会の音楽と言われていた。




僕は岩手の片隅・陸前高田に、その都会の音楽ジャズの店を開いた時、「ジャズは東海の音楽!」などとシャレを言う田舎者だった。 岩手にもたくさんのジャズ喫茶があった。とりわけ県都盛岡には言にもれず、その半分近い数の店があった。 だが(昭和50年)当時あったジャズ喫茶は今、一軒もない。僕の店より二年程後に盛岡の中心地、大通りの一角にDANTEという店がオープンした時、何故か嬉しくて電話をかけた記憶がある。 ジャズは都会の音楽?岩手だけでみれば盛岡という都会の、しかも最高に家賃の高い繁華街に、儲からないジャズ喫茶をオープンした、それも、聞けば北上出身の青年だということが何故か嬉しかったのだ。 他の店が、店をたたんで行く頃、彼は古い商店街の場所に店を移すという決断をして、旧市内では唯一店いまだに開店当時のスタイルを守り続けて頑張っているのが嬉しい。
僕は平泉に生まれ、岩手以外で暮らしたことはない。ジャズ喫茶店主は、大抵の場合、大学時代に東京でカンカされ、それを田舎に持ち帰って店を開いた。僕は、夜間高校を出ただけ、東京も知らない。そのコンプレックスをバネに、普通のジャズ喫茶では考えられない列島唯一の「日本ジャズ専門店」として続けてきた。 それだけ聞けばカッコイイと思われる人も居そうだけれど、何のことはない、普通のジャズ喫茶では続けられなかった。だから外盤を売り払い日本を専門とした苦肉の策だった。
盛岡へ来て四年余り、昨年は三十年近い陸前高田のジョニーを離婚で店も私物も手放し、再スタートと相成ったが盛岡で店を続けるのは至難の業であることをつくつ”く感じている。外から見ると駅に近くて人通りも多い開運橋通り、僕の店もそこにあるので、近辺を見聞きしていると周辺の店の入れ替わり何とはげしいこと、売れる!は「かもしれない」の幻想にすぎぬのだと思いたくもないことを思い知らされてしまう。
とまれ!心機一転と新規一店の駄洒落に努力をプラスし、盛岡に根ざすべく地元を中心とする県内のミュージシャンにどんどん門戸を広げ、毎月第一土曜日の夜は自由参加のジャズセッションの日とし、誰でも演奏が出来る店にしたいと、二度目の苦肉?の策を実行中である。      照井 顕
    もりおか生活情報紙「ゆうゆう」2005年8月号より


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