http://www.johnny-jazz.com/ 盛岡のJazzスポット Jazz&Live 開運橋のジョニー 照井顕(てるい けん)
Jazz&Live 開運橋のジョニー
〒020-0026
盛岡市開運橋通3-44
TEL/FAX:019-651-6150
OPEN:18:00~26:00

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”快音”橋を渡る
ジョニーという名のジャズの店を陸前高田に開いてから、丁度三十年になる。友人からの話にのって、余り深くは考えもせず、県都盛岡へ、まるでおのぼりさんの様に、同じジョニーを開運橋通りに開いたのは四年前。そのとき、新聞やテレビが、ジョニー!盛岡に進出!などと、オーバーに報じて呉れたせいもあってか、とある有力銀行の某支店の行員が、支店長以下全員で店に入って来て、カウンター越しの僕の前に一列に並んで、当行にぜひ口座を開いて下さい!と一斉に頭を下げた光景は忘れることが出来ない驚き。 でも、店が少し活気ついていたのは、多聞にもれず、一巡するまでの単なる冷やかし期間にすぎぬのに、少しいい気なっていたかもしれない。自分は少なくても、ひと昔、ふた昔以前から知り合いのジャズファンたちは、ジョニーが盛岡に、と喜んで通ってくれるに違いないと信じてた。その勝手な思い込みや、うぬぼれからくる勘違いと淋しさから、皆に絶縁状を出そうとまで思った事があった。けれど、良く考えて見れば、拒絶されたのは自分の方だったのだと思い知った。 昔のことわざ「石の上にも三年」をもじって「石の下では残念半」筆書きしてみたら「意志の上にも有余年」だった自分に気付いた。


出店時、開運橋通町内会の席で、年配の方が「こごでは三年はガマンしないとね」と言って呉れた言葉の意味が最近身にしみる。「郷に入っては郷に従え」。決めつけず、自らの心開いてよく見れば、かつては演奏でご飯を食べていた人達がいっぱい来て、今は時代とは言え、そういう人達が無償でジョニーの舞台で演奏してくれているのだから、本当に自然に頭が下がります。ありがとう、、、、、。 そして、ここに到っては、十代、二十代の若者達の台頭です。必ずプロになります。なりたいと思っている。と、しっかりした信念を持って、ジャズに、ポップスに挑戦している姿は、感動的です。そうした若者達と一緒にプレイし、アドヴァイスし、感想を述べたりして応援する、プロや元プロ、音楽ファンとの交流。ライブの予定がない夜にも必ず誰かが演奏してくれる店、僕が若き日に夢に描いた光景を目のあたりにしている幸福。それは”春”の美しい声援によるものなのだ。と、心の中
で手を合わす。   照井 顕
もりおかの生活情報紙「ゆうゆう」2005年2月号より


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