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ジョニーと穐吉敏子さんとの25年先日、TVの“報道ステーション”で、生きながらにして「伝説のジャズピアニスト」と穐吉敏子(あきよし としこ)さんが紹介され、74歳にしてはじめてというTVでの生演奏が映し出された。 その数日前、「開運橋のジョニー」で30人程度のファンを前にしてライブを開いていったばかりである。 かつて彼女は「ジョニーでピアノを弾けば、世界のどこでどんなピアノを弾こうが怖いことはない」と言った。 その言葉には実は様々なことが内包されていて、この場では書ききれない。 30年前、穐吉さんの最初のビックバンド作品「孤軍」に衝撃的に出会って、自分自身の生き方を変させられたことが「今日の自分を形成した」と言っていいのだと思う。 彼女の代表作「ロング・イエロー・ロード」は、そのまま、僕の「日本ジャズ専門店」とした決意と、その「生き方のテーマ」として、僕はジョニーの姿勢を変えることなく、今日まで生き、生かされてきた不思議。 前人未踏のオリジナル演奏を30年間続けてきた、穐吉敏子ジャズオーケストラが2003年末、解散した。 その最後の日本ツアーを、一介のファンであり続けてきた僕に任せてくれた、彼女のファン(不安)を思った時、涙が流れた。 「ハゼ釣りに始まってハゼ釣りに終わる」… 今、彼女はジャズピアニストとしての原点に立ち帰った。 その老いの未来演奏が楽しみである。 ジョニー店主 照井 顕
2004年5月 アート情報誌「リビュー」創刊号より
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